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男の黒い肌は、本当に健康か?

日本の男性は日焼けのリスクや紫外線カットに対する認識はかなり甘いようです。
あなたの近くにいる60歳以上の男性の顔を見てみて下さい。老人斑とよばれるシミが
たくさん見つかるでしょう。これは、若い頃から紫外線の影響を多く受けた証拠。

 実は、男性は女性よりも日焼けしやすいのです。女性に比べ少ない紫外線量でも
日焼けを起こしてしまう
ことがわかりました。

さらに専門家は次のように警告します。

「男性の場合、太陽がギラギラと照り、肌を焦がすような感覚がないと紫外線対策をしない。もともと、化粧をしない分、男性は紫外線に対して無防備。早めの対策が大切なのです」。

 一方で、「日焼けはむしろ健康的でいいじゃないか」と、反発する男性も多くいます。なぜなら、引きしまった体と日焼けした黒い肌は男性の格好良さと健康のシンボルのように思われているからです。

 でも、肌クリニックの専門医は、「日焼けは皮膚の傷あと。紫外線によって肌が黒くなるのは、紫外線を体の中に入れないよう肌でブロックしているためで、健康を意味するものではない」と断言します。

根拠のない男の無防備さ!

紫外線にあたり続けると、“光老化”によって、ゴワゴワで弾力のない段ボール紙のような肌になります。
 表皮の下にある真皮というところでコラーゲンの束が支柱の役割を果たして弾力を保っていますが、紫外線を浴びると、コラーゲンが切断されて、皮膚が弾力を失ってしまうからです。これが、たるみ、しわの原因。さらに紫外線を浴び続けると、傷ついた皮膚のDNAが完全に修復できなくて、老人斑などのシミの原因になってしまいます。

 皮膚の免疫力も低下し、「良性や悪性の腫瘍(しゅよう)ができることもある」という指摘もあります(同医師)。

国立がんセンターによると近年、皮膚がん患者が増加しており、数十年前の健康ブームで必死に肌を焼いた人々が、50歳から70歳のいわゆる「がん年齢」にさしかかっているからだというのです。

 とりわけミドルエイジの男性の多くは、女性のように日焼け止めもスキンケアの習慣もなく、そのくせ外回りやゴルフ、テニスなど紫外線を浴びる機会は女性以上に多い。だから、無防備もいいところなのです。

 ところで、その対策となると、「スキンケアなんて男がするもんじゃない」・・・と、こんな風に考えている男性が圧倒的に多いのでは?

 でも「オヤジは脂っぽい!」などと言われると傷ついたりして。男心も、男の肌も案外デリケートなもの。

脂ぎっても、保水力は1/2

 事実、男性肌の最大の特徴は「皮脂」。

 皮脂腺の活動は男性ホルモンによって促進され、女性ホルモンによって抑制されるという性質を持っています。男性の場合、思春期から60歳くらいまで男性ホルモンの分泌量に大きな変化はなく、生涯通じて女性より多く分泌されます。したがって男性が“脂っぽい”というのはほとんど宿命ともいえるのです。

 ある調査によると、男性の皮脂量は女性の3倍と圧倒的に多いにもかかわらず、水分の蒸散量が2倍以上も多く、肌の水分量は1/2、角質層の細胞面積は1割程度低くなっていることがわかりました。このことから男性の肌は、保水力が弱く、ターンオーバーが早すぎて未熟で保護力が弱い、という一般に思われていることとは全く逆の結果となったのです。

 さらに、男性のスキンケア習慣の有る無しにおける肌の状態を調査しました。

 その結果、スキンケア習慣のある男性は、皮脂量が少なく、水分の蒸散量も少ないことがわかりました。
つまり、男性の方がよほど肌の手入れが必要だということなのです。


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